Anthropicは20日、Claudeの新バージョン、Claude3.5 Sonnetをリリースしました。Claude3.5ファミリーの最初のリリースでClaude3 Opusに比べ、2倍のスピード、1/5のコストを実現しました。
Claude 3.5 Sonnet は現在、Web および Claude iOS アプリで無料で利用できます。また、Claude Pro および Team プランの加入者は、大幅に高いレート制限でアクセスできます。Anthropic API、Amazon Bedrock、Google Cloud の Vertex AI からも利用できます。このモデルのコストは、入力トークン 100 万個あたり 3 ドル、出力トークン 100 万個あたり 15 ドルで、トークン コンテキスト ウィンドウは 20 万です。
Claude 3.5 Sonnet は、大学院レベルの推論 (GPQA)、学部レベルの知識 (MMLU)、コーディング能力 (HumanEval) の新たな業界ベンチマークを設定しました。ニュアンス、ユーモア、複雑な指示の把握において顕著な改善が見られ、自然で親しみやすい口調で高品質のコンテンツを書くことに優れています。
また本日、Claude.ai にアーティファクトも導入します。これは、ユーザーが Claude とやり取りする方法を拡張する新機能です。ユーザーが Claude にコード スニペット、テキスト ドキュメント、Web サイト デザインなどのコンテンツを生成するように依頼すると、これらのアーティファクトが会話の横にある専用ウィンドウに表示されます。これにより、Claude の成果物をリアルタイムで表示、編集、構築できる動的なワークスペースが作成され、AI によって生成されたコンテンツがプロジェクトやワークフローにシームレスに統合されます。
Claude3.5ファミリーは、今年後半にはClaude 3.5 Haiku と Claude 3.5 Opus をリリースする予定です。
次世代モデルファミリの開発に加えて、エンタープライズアプリケーションとの統合など、ビジネス向けのより多くのユースケースをサポートする新しいモダリティと機能を開発しています。
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