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コロナは社会生活をどう変容させたのでしょうか?

ネット

2020年1月コロナは発生し、重慶が都市封鎖となりました。当時はコロナが何か分からず、喫緊の対策であるマスクの需要が伸び、手に入らなくなりました。その頃からテレビや雑誌、新聞などでマスクや手洗いを徹底するようにという指示が流れ、当時は逃げ恥や半沢直樹など人気ドラマがたくさんあったのですが、このテレビの論調を嫌ってか徐々にテレビと新聞が衰退していくことになります。2024年7月にはNHKが初の赤字に転落することになります。ここで先手を打ったのがセブンイレブンでした。早期に非接触型決済を導入して、現金でも店員と客が接触しないようにしました。これによりPayPayやモバイルSuicaを始めとしたキャッシュレス決済が伸び、近所の外出時にはスマホしか持たないという人も増えました。同時に巣ごもり需要が増え通販の売上が伸びたほか、もともと人気だったYouTubeの注目度が更に増すことになります。一方で、2021年に終りを迎えたかもめ~るなどがあり、郵便の需要は一気に低迷していきます。また手軽な情報手段であるYouTubeが伸びる一方で読書の機会が減ったという統計もあります。2024年現在はKindleを始めとするデジタル読書より、紙の本に回帰する人が多く、またAudibleという聞く読書という形態も増えています。

総じて現代社会において、テレビなどの情報収集より、検索やYouTubeなどで個人的な情報を集めることが多くなり、マスメディアの役目は一旦終わったように思えます。それでもNHKはネット受信料に積極的でスマホを持つだけで料金が発生するような仕組みを作ろうとしています。人と人が集まれないことに対してデジタルがその手助けをして、PCやタブレットの普及率がまた一段と高まったと言えると思います。その中でもトヨタやソニー、任天堂やセブンイレブン、アップルやマイクロソフト、グーグルに対する日本人の買い心理は堅調で、品質や革新性を求めることに変わりはなかったようです。一方で郵便が終焉を迎えるなど、変革しないサービスには利用しないと言った姿勢が見られました。日本郵政も早期にデジタルシフトをして公的なLINEなどのサービス展開をしていれば生き残れたのですが、今現在も利権にしがみついており、国民の興味からは遠のくばかりです。また銀行などのサービスではスマホアプリの生体認証とコンビニATMを使った入金出金サービスが好評で、自ら変わっていこうとしていく企業には利用者も暖かく迎えるという姿勢が見られました。銀行はキャッシュレス決済をクレジットカード決済に置き換えようと必至であり、決済戦国時代は、利用者にとってもお得な争いと言えそうです。

その頃からでしょうか、ワクチン接種も大体の日本人が終え、政府もコロナを第五類に分類し、マスクの着用を任意としました。マスクをしない人が増え、例え、コロナに罹ったとしても軽症で済むようになりました。このような社会変化の中でデジタルシフトが一段と増し、マスメディアの存在感が薄れ、個人主義に入ってきたという向きもあります。作家の志茂田景樹氏や歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ氏が注目され、個性を大事にすることが自分の幸福そして社会を立て直すために必要だとみんなが気づいてきたように思います。それまでは会社の力が強く、髪を染めちゃだめ、スカート短すぎなどがんじがらめであったような気がします。また品質や革新性を追求するソニーや任天堂、セブンイレブンなどはこの時代にあっても堅調で人々のニーズを巧みに掴み、サービスへ転嫁していく様がまた一層の支持を得たのだと思います。キャッシュレス決済では、高いポイント還元などがあり、現金派だった人も一気にシフトした形です。

今後はコロナが市販薬で治ってしまうような時代に突入し、スマホだけで買い物できる社会も実現し、銀行ATMもコンビニATMに順次置き換えられ、企業でも勝者と敗者がはっきりする時代が来ると思います。現在政治は二大政党に失敗し、自民の独走ですが、どこかで二大政党を実現し、だめな政党には政権から降りてもらうという構図ができることが、優秀なリーダーの創出や投票率の回復に寄与すると思います。少子高齢化は今後10-20年続きますが、それでも経済成長することは可能で、孫正義氏などの優れたリーダーが2人3人と出てくると日本にも賃金高、労働時間減などの明るい兆しが現れてくるのではないでしょうか?

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