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M3 iPad Air とM2 iPad Air とiPad A16を比較

iPad

M3 iPad AirとM2 iPad Airはチップ性能の他はカラバリを含めてもあまり変わらないので、M2を持っている人はM3にする必要性があまり感じられません。ただし、Magic Keyboardはファンションキーが付いた新しいものになっているのに加え、質感がシリコンになるなどMagic Keboard FoiloやM4用のMagic Keyboardとは違っているのが特徴です。M4はパームレストがアルミになっており、高級感があり、また汚れにくいです。一方、シリコンは黄ばみやすく今回ブラックがないことから余計汚れの目立つ仕様になりました。ただし、ファクションキーが付いたのは嬉しいことで、「かなキー」も「あいう」になり「英字」も「ABC」とiPhoneのようになりました。また、ファクションキーの消音アイコンがわかりやすくなり、今までは📣のような感じだったのが×印が付いて一目で認識できるようになりました。Magic KeyboardはM4と比べると若干重くなっています。

iPad A16はチップ性能がM3やM2に対して少し劣り、CPUコアが5つ、GPUコアが4つとなっています。M3とM2はそれぞれCPUコアが8つ、GPUコアが9つとなっています。Neural Engineの演算速度もA16→M2→M3の順で早くなっており、Apple Intelligenceを使うときに、差が出てきます。

iPad A16はエントリー向けで教育に使うことも想定していることから、カラバリもブルー・ピンク・イエロー・シルバーと豊富になっています。Keyboard Folioもあり、M3 iPad AirのMagic Keyboardと比べても安価になっています。Keyboardはサードパーティからも出るので、Keyboard Falioが高いという場合はそちらを検討してみてはどうでしょうか?

Apple Pencil

M3 iPad AirやM2 iPad AirはApple Pencil Pro(+USB-C)対応ですが、iPad A16はApple Pencil(USB-C)かApple Pencil第一世代を使うことになります。iPad A16を選ぶユーザーはコストに対してシビアなので、従来のPencilが使えたり、高いPencilじゃないサードパーティ製でも使えることは重要だと思います。

M3 iPad AirとM2 iPad Airの違い

M3 iPad AriとM2 iPad Airのカラバリは全く一緒です。

SoC以外はポートもカメラもTouch IDもスピーカーもWi-Fiも5Gも容量も大きさもディスプレイもバッテリーもeSIMも一緒です。詳しくは確認していませんが、iPhone16eで搭載された5GのC1モデムも非搭載という情報があります。ProRes撮影など細かな点で差があります。ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングはM3 iPad Airのみです。ハードウェアアクセラレーテッド8K HEVC、4K H.264、ProRes、ProRes RAWなどもM3 iPad Airのみです。重量がWi-Fi版もセルラー版も重くなっています。またM3 iPad AirはeSIMのみに対応で物理SIMは利用できません。

iPad A16 vs M3 iPad Air

どちらも優れたiPadなのですが、かなり差があります。今、Appleが推しているApple IntelligenceにはM3 iPad Airの方だけが対応です。ほとんどのiPadが対応していて、無印iPadだけが非対応となっています。対応にするにはRAMを8GB積んだり、チップをA18にまで上げないといけないのでコストがかかるという問題があります。

ディスプレイはフルラミネーションと反射防止コーディングがiPad A16には付いていません。ディスプレイがどの程度綺麗かという問題は教育向けiPadにはあまり問題にならないと考えたのでしょう。番外ですが、M4 iPad ProなどではダンデムOLEDという有機EL(ミニLED)が使われ、見るものを圧倒すると言います。デザイン関係で仕事をされている方などに向けて、Appleが開発したものです。またどちらのiPadもeSIMにのみ対応で物理SIMは使えません。これからのApple製品なeSIMオンリーになっていくことが予想され、物理SIMを持っている人は順次、eSIMに変更する必要性が出てきそうです。

総論

iPad A16は無印iPadとしてストレージの容量を上げながら価格を据え置きしたので、実質値下げとなっており、SoCもアップしているのでかなりお得なモデルと言えます。一方、M3 iPad AirはM2 iPad Airから主だった変更点がないので買い替える要因にならないと感じます。確かに細かな点では変更点があり、M3のチップ性能は秀でているのですが、iPadで動画編集をするのではない限り、M2でも十分なパフォーマンスを発揮すると思います。

新製品の中でApple Intelligenceに対応しないのはこのiPad A16だけになってしまいました。iPad mini A17もiPhone 16eも対応していますから、これにこだわる方は避けた方が良いでしょう。しかし最新レポートによるとSiriの開発は遅れており、来年まで実用的なSiriは出てこないという見方もあります。写真のクリーンアップやImage Playgroundなどは使えるのですが、そういうのはまだ早いと感じている方は、iPad A16とても魅力的に映るのではないでしょうか。

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