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macOS Tahoeの対応機種と新機能さらに生産性を増す設計に

Mac
macOS Tahoe

対応機種

6月9日に発表されたmacOS Tahoeの対応機種は以下の通りで

Intel Macでは以下のものが残りましたが、AppleによるとTahoeが最後のIntel Macサポートになるそうで以降はシリコンMacを中心にサポートされていくものと思われます。

MacBook Pro (16インチ, 2019)

MacBook Pro (13インチ, 2020) ※Thunderbolt 3ポートが4つ付いているモデルのみ

iMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)i

Mac Pro (2019)

Liquid Glass

Vision Proにインスパイアされた半透明でガラスのようなデザインをDock、サイドバー、ツールバーに採用し、メニューバーは完全に透明になります。このデザインはiOS26やiPadOS26にも採用され、統一したデザインとして使われます。

電話機能とライブアクティビティ

Macに電話機能が付き、近くのiPhoneに接続して電話をかけられるようになります。電話アプリは履歴、よく使う項目、留守番電話といった機能に加え、iOS26に含まれる通話スクリーニングや保留アシストなども使えます。通話スクリーニングは不審な電話がかかってきた時に、それを自動で検知してユーザーが出るかどうか判断できるよう発信者から情報を聞き出します。保留アシストは保留されている時に待つことなく、担当者が再び電話に戻ってくるまで他の作業に集中でき、担当者が戻ってきた時にアラートで知らせる機能です。銀行やカスタマーサービスで保留にされている時のイライラを軽減する機能です。

ライブアクティビティはiPhoneの通知をMacにも反映させた形です。Uberの予約や乗る飛行機の予定、スポーツの結果などを知らせてくれます。

設定

ウォレットとApplePayの下に「AirPods」「キーボード」「マウス」「トラックパッド」「ゲームコントローラー」「プリンターとスキャナ」が加わりました。特にゲームコントローラーとの接続が容易になった他、トラックパッドやキーボードの設定が一括でできるのは助かります。AirPodsもノイズの強弱まで設定できるのはmacOSだけです。

メールの分類機能

アメリカでは先行していましたが、メールに分類機能が付きました。プライマリーやトランザクションといった分類がされ、項目ごとに見ることができます。これはiOS26やiPadOS26にも搭載され、やっと遅れてApple Intelligenceのこの機能が使えることになります。

Spotlightの最大のアップデート

Macでアプリを起動したり、ファイルを探す時に使うSpotlightが最大のアップデートをして、検索時には、ファイル、フォルダ、イベント、アプリ、メッセージなどの結果がすべて一緒に表示され、ユーザーとの関連度に応じて賢くランク付けされます。さらに、探しているものが正確にわからない場合は、Spotlightの新しいブラウズ表示を使うと、アプリ、ファイル、クリップボードの履歴などを簡単に確認できます。

ライブ翻訳

SMSでライブ翻訳が使えるようになります。新しく知り合った海外の友達とのコミュニケーションでも母国語に翻訳され、スムーズにやり取りができます。FaceTimeでは、話し手の声を聞きながら、翻訳されたライブキャプションによって会話についていくことができます。また、電話アプリで通話している時は、ユーザーが話すのと同時にその言葉が翻訳されて相手に伝わります。これらはiOS26にも搭載されとても便利です。

ショートカットがさらに賢く

ショートカットがパワーアップしてユーザーはより高度なショートカットを作ることができます。単なるアプリケーションのコントロールだけでなくApple Intelligenceを使った作成ツールをコントロールしたりImage Playgroundによる画像生成もコントロールできるようになります。

ジェン文字とImage Playgroundのアップデート

Image Playgroundでは、個人的属性や表情をさらに細かくコントロールすることもでき、ChatGPTによって油絵風やベクターアートなどのまったく新しいスタイルを利用できます。

新しいGameアプリ

すべてのゲームの基点となるような専用アプリ、Apple Gamesを用意します。iPhone、iPad、Macで利用でき、お気に入りのゲームにすばやく戻ったり、自分にぴったりの新しいゲームを見つけたり、まったく新しい方法で友人とプレイしたりすることがより簡単にできるようになります。AppleTVでやっていたゲームの続きをMacでやることなどが容易になります。

Safariが先進的に

ツールバーに浮かぶように表示される丸みを帯びたタブデザインが採用され、一新されたサイドバーにはiCloudタブや保存済みといったユーザーが保存したコンテンツが見つけやすくなる新しいセクションが追加されます。ビデオのストリーミング時のバッテリー駆動時間は最大4時間長くなります。また、ブラウジング時のトラッカーからの保護を強化するため、Safariでは先進的な指紋保護をあらゆるブラウジングにおいてデフォルトで提供します。

メッセージアプリ

メッセージアプリでは、背景と投票が導入され、再設計された詳細表示によって会話内で共有されたものをユーザーが確認しやすくなります。また、グループチャット機能により、誰が会話に参加するかを参加者が知ることができるようになるほか、グループチャットから新しい連絡先を簡単に追加したり、より自然な言葉づかいで検索したりできるようになります。

ジャーナル

ジャーナルがMacに登場し、日々の瞬間や大切な出来事を、インスピレーションが沸いた瞬間にとらえて書き留めることができます。Macで書くこともできるのですが、iPhoneの方がその日行った場所や聞いた音楽を引用することができ、またiPhone、iPad、Macで同期するのでどの端末から書いても同じジャーナルを見ることができます。1日の終わりにジャーナルをすることで心の健康度がアップします。

写真

写真アプリはデザインがアップデートされ、Liquid Glassの要素が採用されているほか、人気だったライブラリーとコレクションに大別され見やすくなりました。これまで通り、メモリーを作成したり、セルフィーを探したり、自動で作成されるお気に入りの写真を見たりすることも簡単です。

FaceTime

FaceTimeでは、最近通話した相手の連絡先ポスターが、再設計されたライディングページに表示されるようになったほか、Liquid Glassのコントロールが画面右下に浮かんで溶け込むように表示されてスペースが広くなります。

まとめ

生産性をさらに向上したmacOS 26 Tahoeは6月9日よりベータ版が提供され、パブリックベータは7月に正式版は秋に出ます。Intel Mac最後のOSとされ、写真やLiquid Glassデザイン、電話ができるようになったり、ライブアクティビティ、Image Playgroundのアップデートなど力強い強化ポイントが多いです。

公式に発表されていなかった、メールの分類機能(Apple Intelligence)が追加され、新しいGameアプリもゲームの管理がしやすくなりました。秋の正式版が楽しみですね。

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