Appleは10月28日、macOS Sequoia 15.1をリリースしました。iPhoneミラーリングがドラッグ&ドロップに対応した他、写真で消しゴムマジック、Mac App Storeで1G以上のアプリを外部ストレージにインストールできるオプションなどが追加。また英語版では、Apple Intelligence(ベータ)に対応し、作文ツールや新しいSiriなどが試せるようになっています。
iPhoneミラーリング
iPhoneミラーリングにドラッグ&ドロップが出来るようになりました。iPhoneでコラージュをしていて、Macにある写真を一枚欲しいなと思った時、この機能が役立ちます。
消しゴムマジック
15.1から写真アプリに追加された機能で、余計な人物や棒などを消すことが出来ます。とても優秀です。やり方は「編集」を押すと「クリーンアップ」と言うのが出てくるので消したい部分を選択して消すだけです。Androidでは先行していたものです。

ウインドウのタイル表示
タイトルバーをOptionキーを押しながらドラッグするとタイル表示できるようになります。

Safari
気の散るものがあると排除します。ビデオを見ている時プレイヤーを選択するとビデオに集中でき、他のウインドウがクリックされるとピクチャーインピクチャーでミニウインドウになります。
Mac App Store
従来ですと、アプリの倍の空き容量がインストールする際に必要で、1Gを超えるゲームなどをインストールするときに断念するしかなかったユーザーもいたのですが、Sequioa15.1からは少しのバッファがあれば、外付けストレージにもインストールできるようになりました。
省電力モード
15.1から設定の「バッテリー」で省電力を「常に」で選択でき、メニューバーからいつでも省電力モードにすることができるようになりました。
Apple Intelligence
Apple Intelligenceは、iPhone15 Pro以上、iPad(MシリーズとiPad mini A17 Pro)、そしてシリコンMacで動きます。現時点で対応言語は英語のみですが、日本には2025年4月に対応が予定されています。
Sequoia 15.1にすると、「設定」に「Apple Intelligence & Siri」という項目があり、オンにするとウエイトリストに登録し順番を待つ必要があります。少しすると許可がおり使えるようになります。
利用可能になると、Siriが進化し、作文ツール、「写真」アプリでの自然言語検索、「写真」アプリでのメモリームービー作成、通知の要約、メールとメッセージのスマートリプライ、「メモ」の書き起こしいった機能を利用できるようになります。
英語版を使ってみたところ、SiriもまだまだGemini LiveやChatGPT並みに賢いとは言えず、これから1年に渡ってアップデートが続いていくものと思われます。まだ対応機種にしていないユーザーは焦ってiPhoneなどを買う必要はなく、米国版の評判や日本語対応を待って使うかどうかを判断しても良いと思います。
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