ソフトバンクは26年から携帯基地局とAI基盤を組み合わせた新しい高速通信網を整備します。通信制御とAIデーター処理を同時にこなします。大規模なデーターセンターに頼らず、ローカルでAIを使えるようにします。電力消費の分散にもつながり、自動運転車やロボットを動かすインフラ構築に弾みがつきます。
米NVIDIAやソフトバンググループ傘下の英ARMなどとGPUで動く基地局システム「AITRAS(アイトラス)」を開発。26年中に国内の基地局のうち、まずは数箇所以上の導入を目指します。ネットに頼らずに情報を処理できる「エッジAI」の機能を基地局網に持たせて、データーセンターへの依存を最小限に抑えます。AIを動かせる基地局があると自動運転の精度を上げたり工場やオフィスなどの情報処理の需要がある場所のすぐそばで分析して、結果を素早く戻したりできます。自動運転では伝送距離が短い環境でスムーズに情報が処理できれば、通信状況などに左右されることが少なくなり高度な自動運転が可能になります。産業ロボットや機械を自律的に動かす「フィジカルAI」の普及にも役立ちます。
AIが通信需要を予測したり、近隣の基地局同士をうまく連携させたりして通信品質を改善できるようにもなります。ソフトバンクによると携帯のつながりにくさを減らせて、スマホからデーターを送る速度は最大で3割程度向上すると言います。通信網にAIを載せるという一種の革命です。



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