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Siri、Alexa、Googleアシスタント順次オフライン利用へ

AIオフライン化 Alexa

オフライン利用が流れに

AIアシスタントはプライバシー配慮と高速化を念頭にオフライン化していくことが流れのようです。
Appleは、iOS15でA12Bionicを搭載したiPhoneXS以降のSiriをオフライン化しました(日本語はまだ未対応ですが、順次対応)。iPadでもiPad(第8世代)、iPad Air(第3世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Pro(2018年以降)モデルで可能となります。それにより、機上でもSiriを利用することができ、高速化も期待できます。これにはML(機械学習)が多用されており、ある程度のCPUパワーが必要となるようです。Siriにネットに関することをやらせるのはだめで、iPhone内部の例えば、タイマーを掛けたり、壁紙を変更したり、設定を変更したりするのには使えそうです。音楽もダウンロードさえしておけば、AirPods経由で操作ができ、一々ネット環境に縛られることもなくなりそうです。仮にネットに接続しても命令自体はオフラインで処理するので、高速化され反応が良くなるはずです。それだけユーザーの期待することのフィードバックは寄せられており、後は、ベンダーの努力が必要ということになってきたのだと思います。

Alexaは?

それはAmazonやGoogleも同じで、Amazonは、AZ1 Neural Edgeを搭載するEcho第4世代とEchoShow10からオフライン利用を開始すると発表しました。このオフラインは他のEchoにも順次広がっていくそうで、Alexaとの会話も高速化され、ネットを必要としない会話はWi-Fiが不安定でも反応してくれることになります。Alexaはときどき反応してくれないときがありますからこれは非常に助かります。

機上にあっても、PrimeVideoやAmazon Music、YouTubeをダウンロードしておけば、AirPodsでSiriに頼むだけで映画や音楽が楽しめ、音量を上げたり一時停止したりするのも簡単です。現在のiPhoneはストレージも使い切れないほどの大きさになっており、映画の2〜3本、音楽の20〜30曲入れておくのは容易です。それらを楽しんでいる間に飛行機は目的地に到着するでしょう。また新幹線などではWi-Fiが走っており、より便利に使えると思います。

スマートスピーカーは別

EchoShowなども順次、オフライン化と書きましたが、Alexaは毎朝違ったことを言うのである程度ネット環境は必要のようです。ただAmazonの方で一週間分または更に多くの量をネット接続した時に送っている可能性があり、スマートスピーカーは別とも言い切れないかも知れません。また今後はコンテンツをストレージに置いておき、よりスピーディによりAIに探しやすくする方がスマートになってくるかも知れません。自宅や会社でWi-Fiを贅沢に使えるうちはよいですが、移動中や出張、または気晴らしにカフェで仕事したいなどの場合はオフライン利用が便利そうです。
Googleアシスタントのストレージに占める割合は80MBと言われており、気軽にダウンロードできます。Googleアシスタントのオフライン利用はPixelシリーズでしかできませんが、こんごもこの流れは加速していきそうです。

フジアイス