iPadOS17の新機能・ヘルスケア「心の健康」とは?

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9月19日に登場したiPadOS17。基本的なことはiPadOS16と変わらないようですが、その中でも注目なのがヘルスケアでしょう。一足早くDeveloper Betaで試したので概要をお伝えします。

ヘルスケアはiPhoneからiCloud経由で転送されたもの

ヘルスケアはAppleWatchなどから直接iPadに来るわけではなくiPhoneに保存されているものが、iCloud経由でiPadに来ます。ヘルスケアは大体の数値がAppleWatch経由ですが、一部スマホ対応の体重計などの数値もiCloud経由で来ることになります。iPhoneで深い階層に行っているものまで一目瞭然です。アクティビティ・バイタル・栄養・呼吸・周期記録・症状・心の健康状態・心臓・身体測定値・睡眠・聴覚・服薬・歩行などです。心臓や呼吸などはAppleWatchのワークアウトをしているときに取ったデーターを利用するようです。心肺機能も1〜4に分けてどの程度活発で健康か判断してくれます。

概要では今日の歩数や上った階数・睡眠・心の健康が表示され、トレンドでは最近スタンドが減ったとかアクティビティが増えたとか知らせてくれます。アクティビティではAppleWatchのリングをどの程度閉じたかを知らせてくれ、ウォーキングやランニングの直近の地図も表示されます。中でも心の健康が新たに創設され手動で記録をつけていくことができます。

「感情または気分を記録」と表示され「いまどのように感じているか」「今日一日を通してどのように感じたか」を選択できバーを「非常に不快」から「普通」「非常に快適」で選択します。そしてそれにふさわしいものはどれですか?と表示され非常に快適では

「感嘆」「興奮」「驚き」「情熱」「幸せ」「楽しい」「勇敢」「誇り」「自信」「希望」「愉快」「満足」「安心」「感謝」「充足」「冷静」「穏やか」でエントリーすることができます。

感情が不快の場合はそれに沿った選択肢が出てくるものと思われます。大体の人がiPhoneでトレンドや歩数だけを確認するのに対し、iPadOSではより詳細に自分の健康状態を知りたい人向けに拡大された形です。Appleは身体的な健康だけではなく、例えばiOS17でiPhoneに近すぎすぎていると注意がでるように、健康全般に対し興味があり、メンタルヘルス部門でもユーザーを守っていこうという姿勢が見て取れます。心の健康でアップデートしてほしいなと思う点は服薬の習慣と手動の心の健康をリンクさせて健康を守ってくれればなと思います。

iOS17も見てみたのですが、心の健康来ていますね。

ヘルスケアの進化はAppleWatchと共に

「あぁ、最近体重増えたんだな」だけではなくウォーキングの距離が増えているなとかスタンドの時間が減ってるななどより詳細に自分の体のことが分かり健康促進に貢献してくれます。iPadOSが新しくなったのですからAppleWatch series9でも多分ヘルスケア強化がなされてくるものと思われます。血中酸素濃度は最新のAppleWatchでも提供され、心電図アプリもあります。Appleは最終的にユーザーの健康を守るために血糖値を測定したいようですが、まだまだ実用になるには機器が大きくAppleWatch Xに間に合うかは微妙なところです。しかしAppleWatchにサイクリングの機能強化があったりしてヘルスケアがますます拡大していくのは確実です。

AppleWatchには様々な要望がありますが、一番はやっぱりバッテリーを長持ちにしてほしいということでしょう。他のスマートウォッチが一週間とか稼働するのに対し、AppleWatchは省電力モードにでもしない限り一日で使い切ってしまいます。それだけセンサーが良いものを使っているとも言えますが、今秋のseries9やUltra2でどの程度伸びるか注目です。その他心拍数アプリだけでなく他のヘルスケアアプリにもアップデートや新機能があると嬉しいですね。AppleWatchは電子決済から定期券、ヘルスケアから音楽鑑賞までなんでもできるようになりましたが、進化はまだまだ止まらないようです。最新のWatchOSではUIが刷新されより簡単にアプリが呼び出せるようです。

WatchOS10ではマインドフルネスと共に、心の健康も新設され手動で入力ができるようです。これでiOS、iPadOS、WatchOSで心の健康が完備されたことになりますね。

あとはこれをどう自動化するかが問題ですが、Appleはなにか良い策を持っているのでしょうか?健康という面ではAppleWatchseries9では日中どれだけ太陽に浴びたかを検知できる環境光センサーがありそれにより視力低下などを防止すると言います。それに似た仕組みを作れればいいのですが、やはり服薬からリンクさせるのでしょうか?それとも将来的に不安というのもAppleWatchで計測できるようになるか、アクションボタンで不安をヘルスケアに伝えるなどになるのでしょうか?

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