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新MacBook ProがMacBook Pro2014とそっくりな訳

新MacBook Pro Mac

原点回帰の新MacBook Pro

Appleはある種、原点回帰しているのでしょうか。
わたしの所有するMacBook Pro2014を見ると、MagSafe充電にSDカード、HDMIスロットそして従来のフィクションキーが並んでいます。SDカードは、YouTuberなどカメラが好きな人には必須のアイテムで、わたしもタイムマシンによく使っています。またHDMIは、外部ディスプレイ出力が強力で、現状のUSB-Cなどのポートを無駄に使うこともありません。USBはAタイプが2つ、そしてThunderboltが2つあります。2014年当時のMacBook ProはAppleにしてはサービス満点だったのですね。思うにティム・クックCEOはシンプルすぎてせっかくのMacの魅力をそいでいるように思います。MacはAppleユーザーにとって母艦のようなものなので、iPhoneもiPadも補完しなくてはいけません。それにはある程度拡張性が必要と言えるでしょう。

ただしCPUはIntelの第3世代という古いもので、ビデオ編集をするとすぐファンが周り、出力にも時間がかかります。それをこんどの新MacBook Proでやってくれるかもしれないので、楽しみでしょうがありません。不評だったTouch barも変化するようで、単純なキーボードに戻ってくれると嬉しいですが、Touch barが進化する可能性もあります。SDカードやHDMIに上位互換のポートは存在しないので、それらを搭載するとは言い難く、また順当に行けばUSB-Cではなく、Thunderbolt4が複数搭載されるでしょう。そして残念なことにメモリーが16GBまで、ストレージが2Tまでという噂も流れてきています。メモリーはM1Xチップがメモリー機能も搭載しているのでそこまで必要ないのでしょう。M1Macを販売して文句が出れば、Appleも32GBとか64GBとかに拡張するはずですが、それは必要ではなく、むしろグラフィックチップを最大32コア搭載するなど、Windowsで言えばグラフィックカードを高いお金を出して積まなくてはいけないところをM1Xチップだけでそれを処理してしまうところがすごいです。

MacBook Proは2パターンある

今回のMacBook Proシリーズは14.1inchと16inchの2パターンあるようです。16inchは重い処理をするビデオ編集などでは需要が高く、14.1は、13inchからベゼルを細くして拡大したものであるようです。これまでの13inchシリーズとは全く違い、16inchモデルの画面の小さいものというふうに捉えたほうが良く、いま販売されているM1MacBook Proも併売されることから、こちらが本当の13inchMacBookになりそうです。ディスプレイも単なるRetinaではなく、miniLEDが搭載されると噂され、本当であればiPad Pro12.9inchにつづき、あのブラックの締まった素晴らしい、ディスプレイがMacにも来ることを意味します。繰り返しになりますが、グラフィックのコアがM1MacBookの7 or 8コアから16 or 32コアに拡大されることは驚くべきことです。10月19日の発表会のキャッチフレーズが「パワー全開」ですからCPUパワーもグラフィックもストレージも各ポートもパワー全開なのでしょう。M1Macが普通の状態の悟空だとしたらスーパーサイヤ人になるということでしょうか。発表会は当初、10月13日と予想されていましたが、Appleはわざと外した感があります。そして半導体不足からiPhone13シリーズ減産の報道が流れる中、新MacBook Proのパワー全開で、争奪戦は激しさを極めるでしょう。発売日に手に入れたいYouTuberなどはいわゆる吊るしと言われるカスタマイズしていないMacBook Proを買うのでしょうか、それとも発売日は多少妥協して自分のビデオ編集のためにストレージとメモリーをたっぷり積んだCTOモデルを選ぶのでしょうか。わたしの2014は、ストレージ1TB、メモリー16GB、USキーボードで当時は贅沢な構成でした。macOSはBig Surが最後で、Montereyにするにはちょうどいいタイミングです。Montereyは、ユニバーサルコントロールというAppleユーザーが誰もが注目する機能が付いてくるので、生産性向上のためにもみんな喜んでM1XMacBook Proを買うでしょう。特にiPadでデザインするクリエイターと編集するMacユーザーの間で長年、ファイルのやり取りが煩雑になっており、これがDrag & Dropで実現するなら驚くべきことです。
MacBook Proは本当に来るのかということですが、Apple Storeで65Wの電源が品薄になっており、これは9月のiPhone、iPad発表時にiPadが品薄になったのと酷似しています。Apple Storeを覗けは他にも品薄になっているものがあるかもしれません。M1MacBookシリーズが品薄になっていないことから併売は確実で、またAriPods miniの噂も流れています。

2014年のApple

まず、Appleの株式分割があり、総額が900億ドルに達しました。そしてBeats買収ですね。驚きましたね。若者に人気のブランドを30億ドルで買収しました。OSでは、iOS8とMac OS X Yosemite。また、iCloudハッキング事件があり、ハリウッドセレブのヌード画像が流出する騒動となり、いまのAppleのプライバシー重視が強調されたと言えます。

iPhone6/6 Plusと「iPhone6が曲がる」問題もありましたね。動画でわざと曲げて注目を集める人もいました。それからというもの、iPhoneは厚くなりiPhone13シリーズではエッヂの効いたデザインが強調され、ゴツくなりました。
Apple Watchのデビューもこの年です。発表だけで発売は来年に越されることになりますが、現在では欠かせないアイテムとなったAppleWatchが2014年に発表されたのですね。
そして、Apple Payの開始。現在では、AppleWatchにApple Payを入れて決済するなんてことも出来るようになりましたね。
U2のアルバム無償配布問題。強制的にダウンロードされることから削除ツールなんて言うものまで出ましたが、Appleはキャンペーンで巨額の利益を得ました。
iMacへのRetinaディスプレイ搭載も話題になりました。

最後は、ティム・クックCEOがゲイであることを告白。噂レベルでは以前から言われていたことですが、本人が明かしたことの衝撃は大きいものがありました。現在ではLGBTに対して寛容な社会が実現し、Appleがいかに先進的だったかがわかります。

新MacBook Proはこの輝かしい2014年の再来を実現すべく、SDカードもHDMIもMagSafeも搭載したのではないでしょうか。

フジアイス