当サイトのプライバシーポリシーはこちら

AppleWatchはリハビリに役立つのか?ケース・バイ・ケースです

Watch

4年前から薬剤のせいで徐々に体力がなくなり、寝たきりに。
医者に言ってその薬剤をやめ、アリナミンを処方してもらいました。それでもリハビリというのは衰えた3倍の時間がかかると言われ、のんびり焦らずやることが大切です。

もともとガジェットが好きでiPhoneやiPadを使っていましたが、それが昂じてAppleWatchも持つことに。そのAppleWatchがティム・クックCEOの元で健康機器に変貌していくのを見て、リハビリにも使えるんじゃないかと期待していました。

しかし初めに下された結果は「心肺機能が低下しています」というもの。
しかも、心拍数機能や血中酸素ウェルネスはリハビリと直接関係ないため、実質役立たず、加えて寝ているだけの状態ではAppleWatchは何も計測できないことから始めは焦りだけを生み、空回りしました。

心肺機能が最低を記録し苦しかった時期

重度の病気からリハビリをする方もそうですが、一日の大半を寝ていることが多いです。そういうとき、どれだけ高価なAppleWatchやスマートウォッチを購入しても時計を見て心拍数を図るくらいしか活用法がありません。これは仕方ないです。
僕は幸い軽度だったのか4年目にして芽が出てAppleWatchの「がんばりましょう」というのがうまく歯車に噛み合うようになってきました。
重度の方は、訪問医師や看護師の方、またリハビリ科の医者の言うことを良く聞いてゆっくり焦らずそして諦めずリハビリをしていってほしいと思います。
僕も4年目で芽が出ましたから、余程重度の病気でなければ、諦めないことで徐々に体力は回復していくはずです。しかし脳梗塞などの重度の方は、専門のリハビリプログラムが必要なので僕の言うことは無視してください。

僕は40代後半ですが、2-3年目は焦りもあり、なかなか進みませんでした。少しの散歩でも疲れてしまい、夜お風呂に入ることさえできないこともしばしばありました。
看護師に相談すると、長いスパンで継続できることが大切だねと言われ、散歩の量も週2-3回までに減らし、規則正しい生活と食事、睡眠を心掛けました。

医者と看護師は粘り強く僕を励ましてくれ、相談にも乗ってくれました。
そして4年目を迎えた頃でしょうか、毎年500歩ずつ歩数が伸びていたのですが、一気に、AppleWatchで言う一日のムーブとスタンドを一週間完璧にすることができたのです。信じられない思いでした。それに加え、スタンド時間も2023年の5時間が10時間に伸び、寝ながら音楽を聞くことも「体力が要る」と拒んでいたのに、椅子に座って本を読んだり大好きなAppleに関するBlogを書いたりすることができるようになりました。

2020年から500歩ずつ歩数は伸びていたのです
一週間を通して完璧なムーブでバッジをもらう
同じくスタンド(起きている時間)が一気に10時間まで伸びたところ

僕と同じように一時的に弱ってしまったという場合、一定期間リハビリをすることでもとに戻る可能性が高いです。しかし重度であったり、脳などに病気を抱えている場合、なかなか難しいこともあると思います。

AppleWatchにはクリアーをするとバッジをもらえる制度(報酬)があるのですが、最近は頻繁に貰えるようになり、ムーブも連続記録を伸ばしたりしてAppleWatchやってて良かったなと思います。
AIによるとAppleWatchの目標設定はユーザー情報などから最適なものを提示するように作られているそうで、「ほんのちょっとがんばると達成できる」目標が与えられます。
また、ムーブやエクササイズは目標を低く設定することが出来、自分も始めは最低レベルからやっていき、始めに言った「心肺機能が低下しています」というのも下から2番目の平均より下というのにアップすることができました。加えて、スマホでできる体組成計で最近の筋肉量を測ったところ、標準まで回復してきており、この4年間まったく回復しなかった筋肉量まで椅子に座ることで回復してきました。

このように軽度または一時的なダウンでの寝たきりの場合、2-4年「焦らず、諦めず」を実践することで回復する可能性があることわかりました。AppleWatchを使わなくてもiPhoneだけでもヘルスケア機能が「もう少し歩いてみましょう」とか「昨日はすばらしかったですね」などと褒めてくれるのでよいきっかけになるし、去年と比べ歩数が500歩伸びていますとかスタンド時間が去年に比べ伸びていますなど客観的なデーターを言ってくれるので少しずつでも伸びているんだなということがわかります。

4月、新人の看護師さんと話す機会があったのですが、「たのんさんは40代という体力が低下していく中で500歩ずつ伸びているということはかなりがんばっているということだと思います」と言われとても嬉しかったのを思い出します。

僕は堀江貴文氏の「人生は何度でもやり直せる」と言う言葉が好きで、何歳になっても体力を回復することは可能だし、やりたいこともできると信じている人間です。僕には30年間治らなかった病気がありそれがちょうど4年前に完治したのです。しかしその反動か薬剤のせいか治った途端、寝たきりになってしまいました。それでも粘り強く僕を励ましてくれた両親や医師、看護師のみんなにはいつも感謝しています。この頃は動けるようになったので家事を積極的に手伝ったり、医師や看護師に感謝の言葉を伝えたり、iPadで映画を見ることができるようになったり、軌道に乗りつつあります。

みなさんも2-3年前の僕のように出口のないところを彷徨っているかもしれません。支えてくれる人がいない人もいるかもしれません。しかし出口は必ず見つかるはずです。諦めず、そして焦らず医師と看護師そして家族の意見を聞き、内なる炎を燃やし続けてください。

平凡な僕ができたのですから、あなたにだって必ずできると思います。
最後になりますが、よくGoogle検索でリハビリを探っていた時に出てきたこの言葉で締めくくりたいと思います。リハビリの鉄則は「焦らず、諦めず」です。

コメント